「作業を自動化したいけど、プログラミングは分からない…」
そんな方にぴったりなのが、n8nというワークフロー自動化ツールです。
この記事では、n8nのインストールから最初のワークフロー作成まで、手順どおりに進められるよう解説します。
結論、n8nを使えばノーコードで「情報収集→加工→通知」の流れを自動化できます。
セルフホストなら無料で使い放題です。
初めての方は基本編から順番にどうぞ。
すでにn8nを入れている方は応用編まで飛ばしてOKです。
n8nとは?無料で使える自動化ツールの全体像
n8n(エヌエイトエヌ)は、さまざまなサービスをつないで自動化できるツールです。
イメージとしては「IFTTTやZapierの高機能版」。
違いは、セルフホスト(自分のサーバーで動かす)すれば完全無料で使える点です。
- ノーコード:ドラッグ&ドロップでワークフローを組める
- 400以上の連携先:Gmail、Slack、Googleスプレッドシート、ChatGPTなど
- セルフホスト無料:Docker環境があれば月額0円で使い放題
たとえば「RSSフィードの新着記事をSlackに通知する」「フォーム回答をスプレッドシートに自動転記する」といった作業が、5分で自動化できます。
n8nのインストール方法
方法①:Dockerで入れる(おすすめ)
一番かんたんで安定しているのは、Docker経由のインストールです。
まずDockerが入っていない場合は、Docker Desktopを公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。
Docker が動いている状態で、ターミナルから以下を実行します。
docker run -it --rm --name n8n -p 5678:5678 -v n8n_data:/home/node/.n8n docker.n8n.io/n8nio/n8n
ブラウザで http://localhost:5678 を開けば、n8nの管理画面が表示されます。
方法②:npxで試す(お試し向け)
Node.jsが入っている環境なら、インストール不要で試せます。
npx n8n
ただし、データが永続化されないので本格的に使うならDockerがおすすめです。
常時起動させるならDocker Compose
Mac miniなどで常時稼働させたい場合は、Docker Composeで設定ファイルを作っておくのが便利です。
version: '3'
services:
n8n:
image: docker.n8n.io/n8nio/n8n
ports:
- "5678:5678"
volumes:
- n8n_data:/home/node/.n8n
restart: always
volumes:
n8n_data:
このファイルを docker-compose.yml として保存し、以下で起動します。
docker compose up -d
restart: always を指定しているので、Mac再起動後も自動で立ち上がります。
【基本編】5分で作れる初めてのワークフロー
n8nの管理画面が開いたら、最初のワークフローを作りましょう。
ここでは「定期的にRSSフィードを取得してSlackに通知する」ワークフローを作ります。
ステップ1:トリガーを設定する
ワークフローの起点となる「トリガー」を設定します。
- 「+」ボタンをクリック
- 「Schedule Trigger」を選択
- 実行間隔を設定(例:1時間ごと)
ステップ2:RSSフィードを取得する
- トリガーの右にある「+」をクリック
- 「RSS Feed Read」ノードを追加
- URLに取得したいRSSフィードのURLを入力
ステップ3:Slackに通知する
- RSSノードの右に「Slack」ノードを追加
- Slackのワークスペースを認証(OAuth連携)
- 送信先チャンネルとメッセージ形式を設定
「Test Workflow」ボタンを押して、Slackにメッセージが届けば成功です。
ワークフローを「Active」にすれば、あとは自動で動き続けます。
【基本編】実用レシピ3選
最初のワークフローが動いたら、次はこの3つを試してみてください。
レシピ①:Googleフォーム → スプレッドシート自動記録
フォームの回答をスプレッドシートに自動転記するワークフローです。
「Google Sheets Trigger」→「Google Sheets」ノードで、新しい回答が来るたびに指定シートへ書き込みます。
レシピ②:毎朝のニュース要約をSlackに投稿
RSSフィードを取得 → AI(ChatGPTまたはClaude)で要約 → Slackに投稿。
「RSS Feed Read」→「HTTP Request(AI API)」→「Slack」の3ノード構成です。
レシピ③:定時リマインダー
毎日決まった時間にSlackやLINEに通知を送るワークフロー。
「Schedule Trigger」→「Slack」の2ノードだけで完成します。
ここまでが基本編です。n8nのインストールと最初のワークフローが動くところまでを紹介しました。
ここからは、AI APIとの連携など一歩踏み込んだ使い方を紹介します。
【応用編】AI APIと連携して要約ワークフローを作る
n8nの真価が発揮されるのは、AI APIとの連携です。
Claude APIと連携する手順
- n8nのワークフロー画面で「HTTP Request」ノードを追加
- Method: POST、URL:
https://api.anthropic.com/v1/messages - Headersに
x-api-keyとanthropic-versionを設定 - Bodyに要約プロンプトと対象テキストを設定
これでRSSフィードの記事本文をClaudeに渡して要約させ、結果をSlackに投稿するワークフローが完成します。
ローカルAI(Ollama)との連携
Mac miniでOllamaを動かしている場合、n8nから直接APIを呼び出せます。
http://mac-miniのIP:11434/api/generate
クラウドAPIの料金を気にせず、AI連携ワークフローを回せるのがローカルAIの強みです。
Mac mini M4 ProにDocker経由でn8nを導入して使っています。
Ollamaと同じMac miniで動かしているので、ローカルAIとの連携もゼロ遅延です。
最初はnpxで試して「これは使える」と感じてからDocker Composeに移行しました。
Docker Composeなら設定ファイル1つで管理できるので、運用がラクです。
非エンジニアでもノードをつなぐだけでワークフローが組めるのは、本当にありがたいです。
かかった時間:Dockerインストール10分、n8n起動5分、初ワークフロー15分
つまずいたポイント:Docker Desktopのインストールに少し時間がかかった程度
結果:RSS→AI要約→Slack通知のワークフローが30分で完成
つまずきやすいポイントQ&A
Q. Dockerが起動しない
Docker Desktopが完全に起動するまで1〜2分かかることがあります。
タスクバー(メニューバー)のDockerアイコンが「running」になるまで待ってください。
Q. n8nの管理画面が表示されない
ブラウザで http://localhost:5678 にアクセスして表示されない場合は、ポート5678が他のアプリで使われている可能性があります。
docker ps でコンテナが動いているか確認してください。
Q. ワークフローが自動実行されない
ワークフローが「Active」になっているか確認してください。
画面右上のトグルスイッチがOFFだと、手動テストしか動きません。
まとめと次のステップ
- n8nはノーコードで自動化ワークフローを作れるツール
- Docker経由のインストールが一番かんたんで安定
- セルフホストなら月額0円で使い放題
- AI APIとの連携で、要約・通知・データ処理を自動化できる
- ローカルAI(Ollama)と組み合わせれば、API料金もゼロ
n8nとWhisperを組み合わせれば、議事録の自動作成も可能です。
→ n8n×Whisperで議事録を自動作成する方法
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