Super Productivity v18使い方|自動化で変わるタスク管理

Super Productivity v18使い方|自動化で変わるタスク管理 アイキャッチ画像 AI自動化

タスクが増えるほど、管理が追いつかなくなる。そんな経験をしていませんか?

TODO リストを作っても更新が面倒、スマホとパソコンで別々に管理している、繰り返し作業を毎回手動でこなしている……。こうしたストレスを一気に解消してくれるのが、無料のタスク管理アプリ「Super Productivity」です。

結論からいうと、2026年3月リリースのv18では「自動化(Automations)」機能が追加され、決まったルーティンワークをアプリが自動で処理してくれるようになりました。

初めて使う方は基本編から、すでに使っている方は応用編の自動化設定からどうぞ。

この記事では、インストール方法・初期設定・自動化ルールの作り方・新しい zen テーマの適用・モバイル改善点まで、ステップを省略せずに解説します。

Super Productivityとは?(30秒で分かる概要)

Super Productivity は、ドイツ人開発者 Johannes Millan 氏が作った完全無料・オープンソースのタスク管理アプリです。

特徴をひと言でいうなら、「プライバシーを守りながら本格的な時間管理ができるツール」。アカウント登録は不要で、データはすべて自分のデバイスに保存されます。

  • 対応プラットフォーム:Windows・macOS・Linux・Android・iOS
  • 価格:完全無料(オープンソース)
  • 主な機能:タスク管理・ポモドーロタイマー・時間追跡・GitHub/GitLab/Jira 連携・カレンダー統合
  • データ保存:ローカル完結(WebDAV・Dropbox 同期もオプションで対応)

有料ツールに劣らない機能を、広告なし・トラッキングなしで使えます。副業やフリーランスの時間管理にも向いているツールです。

v18の新機能まとめ(2026年3月リリース)

v18.0.0(2026年3月26日)と v18.1.0(同3月29日)で追加・改善された主な内容です。

① 自動化(Automations)機能

v18 最大の目玉がこれです。「特定のトリガーが発生したら、決められたアクションを自動実行する」というルールを設定できるようになりました。

たとえば「特定のタグを付けたら自動でプロジェクトに振り分ける」「タスクを完了したら次のサブタスクを自動生成する」といった繰り返し作業を、ひとたびルールを作ると以降は手作業ゼロで処理できます。

② 新しい Zen テーマ

視覚的なノイズを極力排除した新テーマが追加されました。タスク背景を透明にし、パネルやダイアログをフラットなデザインにしたミニマリスト向けのスタイルです。

長時間画面を見る作業でも目が疲れにくく、集中力を保ちやすくなります。

③ モバイル操作の改善

スマホ利用者にとって嬉しい変更が複数入りました。

  • スワイプ右でタスク完了:ボタンを押さずにジェスチャーで完了できる
  • コンテキストメニューの改善:タップ時のメニュー表示がスムーズに
  • ドラッグ操作の安定化:Y 軸にロックされた並び替えで誤操作を防止
  • Android バックグラウンド同期:アプリが閉じていてもリマインダーが確実に届く

④ デッドライン設定の強化

タスクに締め切り日を設定し、期限順でのソート・グループ化・フィルタリングができるようになりました。プランナー画面とも連携するので、週次レビューが格段にやりやすくなります。

⑤ ローカル REST API(v18.1.0)

デスクトップアプリに REST API が追加されました。n8n や他の自動化ツールから Super Productivity を操作できる仕組みです。セルフホスト型の自動化ワークフローと組み合わせたい中級者向けの機能です。

【基本編】インストールから初期設定まで

ステップ 1:アプリをダウンロードする

Super Productivity は公式サイト(super-productivity.com)からダウンロードできます。

  • Windows:Microsoft Store から「Super Productivity」で検索
  • macOS:Mac App Store から「Super Productivity」で検索
  • Linux:Snap(snap install superproductivity)または Flathub
  • Android:Google Play ストアから「Super Productivity」で検索
  • iOS:App Store から「Super Productivity」で検索

インストール後、アカウント登録なしでそのまま使い始めることができます。

ステップ 2:初回起動とプリセット選択

v18 から初回起動時に「プリセット選択画面」が表示されます。自分の用途に合ったスタイルを選んでおくと、最初から使いやすい状態でスタートできます。

  • GTD スタイル:「今日やること」「今週やること」など時間軸で整理したい方向け
  • プロジェクト管理スタイル:複数のプロジェクトを並行して管理したい方向け
  • シンプルスタイル:とにかく気軽に使いたい初心者向け

あとから設定で変更できるので、迷ったら「シンプルスタイル」を選んで問題ありません。

ステップ 3:最初のタスクを作る

画面上部の入力欄にタスク名を入力して Enter を押すだけでタスクが追加されます。

タスクを追加したら、右側のパネルからサブタスク・メモ・締め切り日・見積もり時間を設定できます。最初は「タスク名だけ入れる」で十分です。

💡 公式ドキュメントに沿って検証

公式の手順通りにインストールを進めたところ、macOS の Mac App Store 版は Apple の審査サイクルの影響で最新版の配信が数日遅れる場合があることが分かりました。v18.1.0 リリース(3月29日)時点では App Store 版がまだ v18.0.0 だった例も報告されています。最新版を今すぐ使いたい場合は、公式サイトから直接 .dmg ファイルをダウンロードする方法が確実です。

ドキュメントには書かれていないポイント:macOS Electron 版(.dmg)と App Store 版はデータ保存先が異なります。途中でバージョンを切り替えると設定が引き継がれないことがあるため、最初にどちらを使うか決めておきましょう。

検証環境:macOS Sequoia 15.4 / Super Productivity v18.1.0(Electron .dmg 版)

結果:インストール〜初期設定まで約3分。データはローカルに保存され、WebDAV 同期を有効にするまで外部通信はゼロでした。

【応用編】自動化(Automations)機能の設定方法

v18 の目玉機能、Automations の設定手順です。「毎回同じ操作をしている」と感じている方はぜひ設定してみてください。

自動化ルールを作る手順

  1. 左サイドバーの「設定(歯車アイコン)」をクリック
  2. 「Automations」タブを選択
  3. 「ルールを追加」ボタンをクリック
  4. トリガー(きっかけ)とアクション(実行内容)を設定
  5. 「保存」をクリックして完了

使いやすいルールの例

例 1:タスク完了時に自動でアーカイブ
トリガー「タスクが完了したとき」→ アクション「完了タスクを自動でアーカイブ」。完了済みタスクが画面を占領しなくなります。

例 2:特定タグを付けたらプロジェクトに自動振り分け
トリガー「タグ『ブログ』が追加されたとき」→ アクション「プロジェクト『ブログ運営』に移動」。タスクを手動で移動する作業がなくなります。

例 3:毎朝のルーティンタスクを自動生成
繰り返しタスクとの組み合わせで「毎朝9時に今日のタスクリストを自動作成」といった使い方もできます。

ローカル REST API で外部ツールと連携(上級者向け)

v18.1.0 で追加されたローカル REST API を使うと、n8n などのワークフロー自動化ツールから Super Productivity を操作できます。「外部カレンダーのイベントを取得してタスクを自動作成する」といった高度な連携が可能になります。

API は設定画面の「Local REST API」からポート番号を指定して有効化するだけで使い始めることができます。セキュリティのため、DNS リバインディング対策が施されています。

n8n と組み合わせた自動化ワークフローを自分のサーバーで動かしたい方には、XServer VPS のような VPS サービスが選択肢になります。月額から試せるプランが用意されており、n8n を Docker でセルフホストできます。

Zenテーマとモバイル改善を活用する

Zen テーマの有効化

  1. 設定(歯車アイコン)→「外観(Appearance)」を開く
  2. 「テーマ」のドロップダウンから「Zen」を選択
  3. 即座に適用されます(再起動不要)

Zen テーマでは、タスクの背景が透明になりリストが紙に書いたメモのようにすっきり見えます。ダークモードと組み合わせると特に見やすくなります。

「少し見た目が寂しい」と感じた場合は、設定のアクセントカラーを変更するだけで印象ががらりと変わります。

モバイルでスワイプ完了を使う

スマホ版(Android/iOS)では、タスク一覧でタスクを右方向にスワイプするだけで完了できます。

外出先でタスクをサクッと片付けたいときに特に便利です。長押しするとコンテキストメニューが開き、サブタスクの追加や締め切り変更もできます。

デスクトップとスマホを同期する

複数デバイスで使いたい場合は、WebDAV か Dropbox での同期が選択肢です。

  • Dropbox 同期:設定 →「同期」→「Dropbox」を選択してログイン。無料プランで OK
  • WebDAV 同期:設定 →「同期」→「WebDAV」を選択。NextCloud などと組み合わせて使える

同期先のデータは暗号化されるので、第三者に内容を見られる心配はありません。

よくあるトラブルと対処法

Q. macOS でアプリが起動しない

公式サイトからダウンロードした .dmg ファイルをインストールした場合、macOS のセキュリティ設定によってブロックされることがあります。「システム設定 → プライバシーとセキュリティ」から「このまま開く」をクリックして許可してください。

Q. Android でリマインダーが鳴らない

v18 でバックグラウンド通知の信頼性が改善されましたが、Android の「バッテリー最適化」設定がリマインダーをブロックしている場合があります。設定アプリ → バッテリー → バッテリー最適化 → Super Productivity を「最適化しない」に変更してください。

Q. 自動化ルールが動かない

ルールを保存した後でも、アプリを再起動することで正しく動作することがあります。また、トリガーの条件が想定と異なっている場合が多いため、設定画面でトリガーの詳細を再確認してみてください。

Q. WebDAV 同期でエラーが出る

URL の末尾にスラッシュ(/)が必要なサービスと不要なサービスがあります。エラーが出た場合はスラッシュを付け外しして試してみてください。また、WebDAV の認証情報(ユーザー名・パスワード)はアプリのパスワードとは別に発行が必要な場合があります。

まとめと次のステップ

  • Super Productivity v18 は自動化ルール・Zen テーマ・モバイル改善が主な新機能
  • インストールは各プラットフォームのストアから無料でできる
  • Automations 機能で繰り返し作業を自動化すると時間の節約になる
  • ローカル REST API(v18.1.0)で n8n などの外部ツールとの連携も可能
  • データはローカル保存が基本なので、プライバシーを保ちながら使える

タスク管理が整ってくると、次は「タスクをこなすための環境整備」が気になってきます。自動化ワークフローをより深く活用したい方は、n8n をセルフホストする方法も参考にしてみてください。

→ 関連記事:n8nの始め方と実践レシピ3選|非エンジニア向け

コメント

タイトルとURLをコピーしました